コロナワクチン
お久しぶりです。
自分の備忘録として、今現在学んでいることを体裁よく仕上げていく練習にしていこうかと思い再開いたします。
お見苦しい文章かもしれませんが
今回はコロナワクチンです。
私は一応最前線でコロナ診療を行う医療機関に所属しており、それなりに携わる機会が多い部類に入るかと思います。
コロナウイルスの登場で生活様式は一変しました。もちろん医療体制も。
正直に白状しますが、当初はただの風邪くらいに思っていました。大したことないと。
確かにいわゆる健常者で若年の人においてそれはあながち間違っていないと思われます。
年齢がどんどん若くなるにつれ、無症状となる可能性は高い印象です。
無責任なことは言えませんが、小児科ではいずれRSウイルス、ヒトメタニューモウイルスに近いくくりになっていくような気がします。重症化する子もいますが、大半はひどい風邪だったね、大変だったねとして扱われるような存在。
しかし、高齢者ないしは中年と言われるような世代の人は少し勝手が違いそうです。
高齢の方はどんな感染症であれ重篤化するリスクはどんどん増加していきます。
ただでさえそうなのに以下の記事であるような肺炎像を呈してしまう感染症であればなおさらです。
ここで救世主のごとくワクチンが登場しました。
90数%で予防効果がある、といった謳い文句で。おそらく人類が新しく直面したウイルスに対して最速の開発速度で。
The Moderna COVID-19 (mRNA-1273) vaccine: what you need to know
さすがに論文化された当初通りの数字はデルタ株など変異が出現したタイミングでは望めないとは思いますが、肌感覚として明らかに優先的に接種対象となった高齢者の感染・重症患者が減っています。
これは実はデータにも示されています。
このサイトが一番わかりやすかったです。
重症患者が明らかに50,60歳代といったワクチン接種がまだ及んでいない世代で増えています。
つまり、中年や若年層であってもワクチン打ちましょう。
若年層は重症化する人が少ないと言いましたが、その親世代は重症化します。
親と同居している人、周りを見渡せばいますよね。
そしてその親の仕事が介護に携わっていらしたり医療関係であったら…
もちろんワクチンへの副作用などで打ちたくない・打てないなどがあるのは重々承知です。
面倒くさいからワクチンを打たない、これだけはやめてほしいです。
一医療者の素朴なお願いです。