医常は異常

地方で医学を学んでいるものです。おもむくままに書いています。

研修医の夏休み事情とタイへの一人旅

お久しぶりです。

無事、国家試験に受かりまして今は研修医を細々と続けております。

悲喜こもごもはたくさんありますが、そんな研修医生活はまた別記事にします。

 

今回はそんな研修医にもつかの間の休息、夏休みがもらえるという話です。

多くの病院は研修医ローテの中に夏休みローテもが組み込まれており、強制的に休みです。

もちろん、その間は呼び出されることもないですし、当直もありません。完全に解放されます。

1週間前後が標準的かと思われますが、それだけあれば海外に行けますよね。

そうなのです。普段の抑圧から解き放たれた研修医達は、PHSの届かない遥か彼方へ旅立ちがちです。

 

 

そんな私もごたぶんに漏れず、海外に行って参りました。

行き先は微笑みの国、タイです。そして一人です。

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タイの街並み

一人旅に憧れがあったのですが、働き始めてからより一層その気持ちが強まってきました。そして気づいたら、LCCの航空券とホテルを予約していました。

 

何故一人旅なのか、色々考えてみました。

1番は医師の業務が患者ありき、もっと端的に言うと病気に振り回されることの多い仕事、ということに由来する気がします。

失われた自分の時間への裁量権、それを取り戻すための私なりの1つの解が一人旅、なのかなと思います。

 

 

タイにはバンコクへ2泊3日です。

空港に降りたった瞬間から感じたのは蒸し暑い、その一言です。

7月はタイでは雨季みたいですが、滞在期間中は雨に降られることなくひたすら直射日光が襲いかかってきてました。

無駄に医学知識だけはある私のような人種は、マラリアデング熱が怖くて長袖を羽織っていましたので尚更です。

 

バンコクで感じたのは格差は凄いな、ということです。

屋台では30バーツ(100円くらい)あれば満足な量食べられます。

チップの文化もあるのですが、50バーツ(170円くらい)でありがたがられます。

 

では物価は安いのか、というと確かに日本よりは安いですが、びっくりするくらい安くはないです。

タイで流行っている mango tangoという店でのスムージーは80バーツ(280円くらい)でした。まあ日本でもありそうな価格帯ですよね。

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マンゴースムージー 爽やかな味わい

金銭感覚が全く異なるレベルでの格差がそこにはあるのだな、と見てて感じました。

 

日本ではスマホを持っているために覆い隠されてしまっている、見えない格差が問題になっていますが、タイでは格差がありありと目に見えます。そういう人々は、スマホをいじっていませんでした。

 

 

一人で旅行して深く感じたことを真っ先に書き連ねたので、少し陰鬱な文章となってしまいましたね。

タイの良かったところ、見所はたくさんありましたのでまた別記事にします。