113回メディックメディア模試(MM模試)とQ assistについて
多くの大学でメディックメディア模試の成績が出てきた頃でしょうか。
今年度から意気揚々と模試業界に参戦したmedic mediaさん。
模試… 正直言って、
難し過ぎます。
必修は8割取れなければ問答無用で不合格なのですが、平均点が138/200(1/10現在)です。大半が8割ありません。
一般臨床はボーダーライン(これ以上の点を取れば上位90%に入るライン)を示してくれているのですが、6割以下となるそうです。
メディックメディアという会社は、我々医学生にとって、病気が見えるに始まり、
year note、review book 、
そしてクエスチョンバンク(QB)など
非常にお世話になっている会社です。
近年はQB オンライン、映像授業といったデジタルの方にも力を入れています。
映像授業 Q assist は電子黒板を取り入れたり、PDFで資料配布を行なったり、
と非常にスマホ、タブレットとの親和性が高いスタイルです。
我々やそれ以下の世代には、正直言ってこっちの方がはるかに楽です。
黒板に板書して、OHPで手元のプリントを写すというのは、
昔から確立されており、その分安心感もあります。
ただ、技術は格段に進歩しており、以前には考えられないスタイルも可能となりました。
我々教わる側としては多様な選択肢があることで、自分に合ったものが選べるので、喜ばしい限りです。
もちろんその分、どのスタイルが良いのか見極めることも必要となりますが…
そのため、今までの模試とは一線を画したものになるだろう、とメディックメディア模試には非常に期待をしておりました。
模試としての難易度はトータルで見ると高いです。
ただ、1問1問非常に練られており、重箱の隅をつつく難しさ、というよりかは、
王道のほんの隣を訊いてきた印象です。
基礎知識を粗方頭に入れた上で受ける分には、腕試しとしては良い模試だったのではないでしょうか。
そして復習用のサイトは流石の一言です。
類題の国試問題へ直ぐに飛べますし、解説も見覚えのあるイラストで非常に勉強しやすいです。
長くなりましたがまとめますと、
メディックメディア模試の1問1問は素晴らしいですし、復習もやりやすいです。
ただ、今回の難易度ではあまり万人向けではないです。
このような問題レベルをこなすのは400問も要らないような気もします…
この難易度であれば、問題数を絞って1日の模試にするなどして、すぐに解説動画の配信を行うようなテストゼミ形式にしてくれたほうが 受験生としては緩んだ気持ちを引き締め直す良い機会となり、嬉しかったかな、と思います。
国試まであと28日