医常は異常

地方で医学を学んでいるものです。おもむくままに書いています。

本日の学び(Brugada症候群)

本日は回数別の研究、模試の復習、循環器のサマライズをしていました。


やはり循環器は難しいです。
ぱっと見たところでは、症状や検査所見が似通っている疾患同士であっても、
治療方法がお互いの禁忌となりうる可能性が高いです。

 

例えばBrugada症候群という特徴的な心電図を有している疾患があります。
突然死のリスクがあることが知られており、ポックリ病とも呼ばれています。

これに抗不整脈薬であるⅠ群(Naチャネル遮断)を使用してしまうと、増悪する可能性があります。
何故なら、一部の症例ではNaチャネルの異常が関わっているからです。
そのことを利用して、誘発試験を行うこともあるくらいです。
現時点で症候性Brugada症候群の治療は、植込み型除細動器が有力です。

 

こういった知識が、当日抜けてしまったり、他の疾患と混同してしまったりするのでは、と不安は尽きません。
国試せん妄に陥らず、間違えずにやれるのでしょうか…。
こればかりは不安を振り払うかのように勉強を重ねていくしかないのでしょうね。


国試まであと36