医常は異常

地方で医学を学んでいるものです。おもむくままに書いています。

本日の学び(肝細胞癌治療)

今日はなんとか早起きし、

必修

消化器

公衆衛生

を勉強しておりました。

 

 

 

何度繰り返し学んでも抜けていくところはたくさんありますし、

それまで気が付かなかったことに驚かされることもあります。

 

肝細胞癌の治療は、肝機能が良好(Child-Pugh分類A,B)であれば、

脈管浸潤があるかないかで選択できる治療法が変わります。

 

非常に簡略化しますと、

脈管浸潤があると肝動脈化学塞栓療法(TACE)ができない、

と国試的には習います。

 

この場合の脈管とは門脈本幹のことを指します。

実は、門脈の末梢であれば、脈管浸潤を認めても TACEが可能なこともあるのだ、ということを本日初めて知りました。

(コンセンサスに基づく肝細胞癌治療アルゴリズム 2015 より)

 

恐らくこのことが国試の合否を分ける、

ということにはならないと思いますが、

医学というものは常に学び続けることが大切なのだな、と痛感した1日でした。

 

 

国試まであと32